健康診断を受ける
2025-09-08


健康診断が午後、某所であったので行ってきた。受付開始時間より少し前に行くと、係員に案内されて別室で待つように言われた。そこには十人ほどが既にいてやはり受付開始を待っていた。年配の方が多く、こんな会話が聞こえてきた。

「私はなかなか健康診断で尿が出なくてね、いつも手間取るのよ。あなたは」
「私はなんとか」
「私はね、今朝起きて健康診断があるというのがわかっていてね、ただ、午前十一時に急に尿意が襲ってきて一気に出しちゃったのよ。だから、検診では出ないだろうから、困っちゃうのよね」

ちなみに私はこの日、朝いちばんで小用を済ませた後は、この検診までずっと尿意を我慢していた。ついでにいうと水気も控えていたが、これはよくなかったかもしれない。私も健康診断でなかなか尿が出なかった苦い経験を今でも覚えていたからだ。

閑話休題、しばらくしたのち、受付が開始された。私は別室で待った人たちの中では後のほうだったが、どういうわけか各項目の検査が早めに終わり、最後の項目の採血では他の人たちよりも一番最初に終わることになりそうだった。しかし、実際は違った。

採血がおわり、10 分ほど止血バンドで巻いて血が出て来るのを防ぐために待機する時間がある。さてそこで止血バンドを返して返そうとしたが、バンドを返す出口にいるはずの係員がいない。係員を探そうとするが、採血する看護師は作業にかかりきりで声掛けがためらわれた。採血入口の係員をみつけ声をかけたが、「しばらくお待ちください」と言われただけである。仕方なくさらに3分ぐらい担当者を待ったが来ない。すると、次に採血の終わった男が係員のいない窓口と私を見て「誰もいないんだから帰るぞ」と怒った口調で止血バンドを置いて帰ってしまった。このせっかちな男に内心、「この男、どこかで罰が当たらないかな」と思いながらなおも待っていたら、結局入口の係員がやってきたので、バンドを返すことができた。やってきた係員には出血防止の絆創膏もはってもらって、これで健康診断が完了となった。

[健康]

コメント(全0件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット