原博の前奏曲とフーガ20番を分析する
2021-08-10


原博の前奏曲とフーガ20番を分析しようとしているが、まだ進んでいない。いまのところ、ネタだけを書いておく。

前奏曲はA-B-Aの三部形式。Aは分散和音から組み立てられていて、バッハの平均律第1巻の前奏曲を思い出させるが、高声部はメロディーとなることを意識した楽譜となっている。和声進行はポップスにありそうだ。Bは少し動きが出てカノン形式の対位法が優越する。

フーガは 6/4 拍子で、速い。ロ長調、ニ短調のフーガと同じく同音連打で始まる。特にニ短調のフーガとは互いに主題が鏡像的である。楽譜は47小節3拍めから50小節までを掲げた。途中の全音や半音のぶつかり、とくに50小節の1拍め、BとCのぶつかりが切ない。

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[ピアノ]

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