ブラームスの交響曲第2番を聴く
2025-07-01


最近、必要があってブラームスの交響曲第2番を聴いている。ふつう、音楽は聴きたいときに聴くのが本当で、必要があって聴く、というのはどこかおかしい。それはともかく、ブラームスの交響曲全4曲のうち、最初に聴いたのがこの第2番だったと思う。その後、第1番も、第4番も、第3番も、たぶんこの順序で聴いたと思うのだが、私がブラームスの交響曲の中で一番落ち着くのが最初に聞いたからではないと思うのだがこの第2番だ。第1番は妙に力んでいるし、第3番は妙に張っている。第4番は好きだったときもあるけれど諦念が表に出ていてちょっと暗い。ということで、第2番がバランスが取れていて、今はこれを聴いている。

といいながら、私はこの第2番の第2楽章が全く思い出せなかった。ということでいろいろな演奏を少しずつ聴いている。最近お勧めがあったのが、ヨーゼフ・クリップスの指揮する演奏だ。勧めてくれた方は、第2楽章の冒頭で「チェロが歌うというのは、こういうことをいうのです」とベタ褒めである。わたしも最初聴いたとき、心が震えた。

[管弦楽]

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