土曜日に行った、竹澤恭子のヴァイオリンと福田進一のギターを聴きに行くの感想文を書くことにする。
開始はパガニーニの「チェントーネ・ディ・ソナタ」第1番であった。プログラムにはイ短調/イ長調とある。まあ、どっちでもいいのだろう。2楽章からなる、10分程度の曲だ。第1楽章は、バイオリンの鋭い同音反復から始まる、少し怖い序奏部がつく。
禺画像]こういうとき、ギターは柔らかいからいい。バイオリンの鋭さを和ませてくれる。
主部は行進曲風の付点リズムで進む。
禺画像]バイオリンの相棒がピアノだともっと伴奏に飾りが必要なのだろうが、こういうときはギターであれば最小限の和音やアルペジオで済む。少したつと、主部は長調に転じる。
禺画像]少し穏やかな曲想で、安心する。そののち、主部の短調が戻ってきて第1楽章が終わる。
第2楽章は Rondoncino という表題がついている。小さなロンド、という意味だろうか。
禺画像]モーツァルトが書いてもおかしくないくらい、かわいらしい楽想だ。
ロンドなのでいろいろな楽想が現れる。そのうちの短調に転じる部分の楽譜を掲げる。
禺画像]ここはバイオリンがピチカートなので、ギターとの親和性が増す。とはいえ、バイオリンはところどころで弓で弾くので、そこではびっくりする。
全体として、バイオリンパートは、超絶技巧を繰り広げる悪魔的なパガニーニ、という印象からは遠く離れ、ギターという楽器に近づいている。
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