フォーレのパヴァーヌを聴く
2021-01-09


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NHK AM の第2放送には「まいにちフランス語」というラジオ講座がある。木曜日と金曜日は応用編で、今年の1月からは「たずねてみよう、オペラ座の世界」という主題である。なんでこんなことを書いたのかというと、つれあいが聞き流しているこの応用編を私も同じように聞き流しているからだ。わたしにもわかるフランス語は Je suis fatigue. しかないので内容はチンプンカンプンである。しかし、講座の終了時にフォーレのパヴァーヌ (Op.50) が聴けるのが何よりの楽しみだ。

このパヴァーヌのメロディーは美しく、和声のうつろいも感傷的であることから、多くの編曲がある。私が好きな箇所は、アメル版の総譜練習記号 D で、リディアンで下降する音階が連続するところだ。このとき、和声も D → C → Bb と下降している。和声の下降は、ビクトリーコードの逆順である。ビクトリーコードとは、テレビ番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」で有名になったコード進行で、詳しくはインターネットで調べてほしい。和声のうつろいが感傷的に感じる理由は、ビクトリーの逆をいっているからかもしれない。

この和声の下降の楽譜を掲げたがずいぶん汚い。きれいにするのは面倒なのでこれで勘弁してほしい。

[管弦楽]
[フォーレ]

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