チェロソナタ・エディションを聴く(CD 29 カセッラ)
2020-10-19


チェロソナタ・エディションの CD 29 はカセッラ(カゼッラ)の作品が4曲入っている。チェロソナタの1番と2番、ノットゥルノ、タランテラである。チェロソナタは2番のほうが世評が高いようだ。2番もしっかりしていて聴きごたえがあるが、わたしにとって面白いのは1番のほうだ。

というのも、小冊子の解説にもあるとおり、1番のソナタはモーツァルトのピアノ協奏曲第24番ハ短調を引用しているのがはっきりわかるからだ。これがおかしい。おかしいといっては不謹慎かもしれないが、モーツァルトの真面目な節回しをカセッラが茶化しているのではないかと私はにらんでいる。

[チェロ]
[室内楽]

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