チェロソナタ・エディションを聴く(CD 19 グリーグ、プーランク、レントヘン)
2020-10-13


チェロソナタ・エディションの CD 19 は、グリーグ、プーランク、レントゲンからそれぞれソナタ1曲である。グリーグとプーランクは1曲しか書いていないからこれでよいが、レントゲンはチェロソナタをなんと14曲も残している。この CD は第5番ロ短調のみが収録されている。なお、レントゲン(Julius Rontgen)はドイツ生まれの作曲家。オランダで活躍し、オランダに帰化した。そのため、オランダ語読みでレントヘンと呼ばれることもある。

グリーグのチェロソナタは、イ短調という調性からしてピアノ協奏曲をイメージしてしまう。聴いてみると実際、ピアノ協奏曲とうり二つだ。私は、チェロソナタのほうが好きだ。

プーランクはすでに別の CD で何度も聴いているのでここでの感想は省く。

レントゲンは手堅いドイツ系の作品という感じがあり、ところどころブラームスを思わせる節回しもある。しかし、ブラームスよりは淡白だ。あとで聴いてみよう。

ところで、このボックスセットには全33枚に出てくる作曲家と作品について簡単な解説があるのだが、レントゲンについては、その人自身についても、ソナタについても解説がすっぽり抜けている。どうしてだろう?

[チェロ]
[室内楽]

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