ホメロス「オデュッセイア」を読み進める
2019-11-29


ホメロスの「オデュッセイア」を読んでいる。これは、フォーレのオペラ「ペネロペ」を知りたいためであって、オデュッセイアの前半で、主人公オデュッセウスが遭遇した苦難の数々の物語のところは、かなり端折って読んでいる。それでも、神と人間の交流ということを人間が認識していたことがわかる。具体的には、神が人間に試練を課す(と人間が認識している)ということはその当時からあった、ということがわかる。

よく話の中で「神様が人に与える試練の厳しさは、その人が耐えられる程度が限度だ」ということを耳にするが、それは試練に耐えた人の美談であって、試練に耐えられない人はたくさんいるだろう。
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