魚籃観音記を読む
2018-11-08


自分ではその気がないのに、うっかりエロに関する本を電車で見てしまうことが最近起きる。その一つは、筒井康隆の文庫本を読んでいるときだ。「夢の検閲官・魚籃観音記」という新潮文庫を夏に買い、買ったすぐのときに読んでいなかった短篇を読もうとしたら、「魚籃観音記」にぶつかった。これは紛れもなくポルノ小説である。電車で臆面もなく読んでいる私ははずかしかったが、それでも面白くて電車を降りるまで読むのをやめられなかった。
[文芸]

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